実験環境はXeon/3.0GHz dual搭載のPC 2台をGbEで接続したものである。OSはCentOS 5.3で、JDKは1.6.0_13。Iperfでは944 Mbps出ている。結論から言うと、Javaでも941 MbpsとCと遜色ない性能が得られた。
実験結果を下に示す。横軸はメッセージサイズ(writeサイズ)で、縦軸はグッドプット。きわめてリーズナブルな結果。

#ソースコードのコピペ方法がよくわからんな。(後で直す)
githubにソースコードを置いたので、こちらを参照してほしい。
クラウドコンピューティングにまつわる話をつれづれなるままに。。。
クラウド時代の計算パラダイムがRDBMSが30年間研究開発していたACIDパラダイムからCAPパラダイムへ大きく舵を切ったという意味で面白い。ちょうどコンピュータアーキテクチャにおける、CISCパラダイムからRISCパラダイムへ変遷していったようなイメージと重なる。「クラウドにはぐっとこないけど、BASEやCAP定理は面白い」 2009-05-10
AltaVista が DEC の Alpha サーバの性能を売りにした scale-up 的アプローチだったのに対し、inktomi は Scale-out 的アプローチを取ったのが(AltaVistaに対する)技術的な成功要因だったようだ。Brewer のスライドの写真を見ると、時期的にはどうやら Sun の UltraSparc II のクラスタを構築していたようだ。これはまさに僕がNAISTの自席で使っていたワークステーションだけれど、CPUが250MHzで640MBメモリを搭載していたと記憶している。
inktomiが取ったこのscale-out戦略ベースのアーキテクチャは今のWebの大規模分散システムの根源となるアーキテクチャとなっている。
「CAPとBASEについて調べたこと」 2009-03-02